こんにちは、ムギです。
今回は「飲食店もマーケティングしよう」をテーマにお話しします。
マーケティングは「マーケット(market)」に「動詞の進行形(~ing)」を結びつけた造語であり、「マーケットに働きかける」ことを意味します。
マーケットとは売り手と買い手の出会いの場であり、お互いの満足度を上げるために何を求めているのか知り、工夫するのがマーケティングなのです。
これらは経営学の一分野ですので、マネジメント同様にオーナーや会社の経営陣が考えることで一店舗には関係ないと思っていた方も多いはず。
しかし昨今、ウイルスによる危機のため、会社がどうにかしてくれる、国が何とかしてくれるのを期待するのは難しいようです。喩えチェーンの店舗だろうと売上が落ち、経費が嵩めば閉店を余儀なくされます。会社からの指示を待っている、指示されたことしかやらないのでは手遅れになりかねません。
だからこそ、各店の創意工夫が必要になってきます。なぜならば、マーケットはそれぞれの店舗で異なり、それを一番理解しているのは、現場で仕事している人間(のはず)だからです。
コンビニやチェーンのレストランでも地域によって味や品目を変えているところもありますよね?また、主となる客層が主婦なのか、近くの企業なのか、はたまたシニアなのかによっても求められるサービスが異なってくるでしょう。その地域の所得平均によっても価格も変動するでしょう。
このように、まずは自分の店のマーケットはどのようなのか(商品、地域、ターゲット、時間など)が分からなければ工夫のしようがありません。結局はその地域に理解され、応援されなければ生き残ることはできないのです。
そして、そういった地域の事情を知っているのは飲食店で働いている主婦のパートさんやシニアスタッフ、そしてお客様自身だったりします。多方面から地域の情報が集まれば、顧客の流れが鮮明にイメージできるようになり、それに合わせて対策を練れます。
対策もただメニューを増やしたり、割引券を渡すだけではあまり変化がない上に、コストもかかります。そこは自分のマーケットにこだわらず、広く柔軟に考えます。
広告目的ならInstagramやTwitterも一つの手段です。チラシを掲載したり、TVや雑誌に出ることだけが宣伝ではありません。
最近は仕入れ状況もLINEで教えてくれる八百屋や鮮魚店もあるようです。こういったツールは経費も時間もコストカットしてくれる上に、自分が欲しいものの情報を教えてくれます。
今までの常識を一旦忘れ、今はこういう手段もあるという考えにシフト出来れば、経費を押さえ、売上を上げ、利益を多く残すことが出来るのではないでしょうか。
その際、行った対策やイベントの成果は従業員と共有しましょう。方法はカレンダーに書いたり、朝礼やグループLINEなどで報告したりなど、分かりやすいようにします。
どれが効果あったのか、あまり意味がなかったのか、改善点はなかったのかなど、従業員同士でも考えさせましょう。こういった意見を取り入れられれば、店長だけでは思いもしなかった方法が浮かび、従業員のモチベーションアップにも繋がります。
まずはマーケティングを経営陣がやることというような線引きは無くしましょう。職人は自分の作業に集中したいためか、宣伝することや対策・戦略を考えることが苦手なようです。
「いい商品だから売れる」という考えは捨てましょう。何事もプロモーションがあって初めて顧客に見てもらえるのです。
飲食店であっても一つの企業であり、その根底には社会的使命と地域貢献があります。自分の店を守るのは当然であり、その上で周りに何が出来るか、何を与えられるかを考えましょう。
飲食店をただの労働にするか、マーケットという一つの輪に加わるか。
店長を中心に従業員全体で学ばなければならない時が来ています。
ピンチをチャンスに変えられるかは、その意識にかかっているのではないでしょうか。
