こんにちは、ムギです。
今回は「エシカル消費と応援消費」をテーマにお話しします。
皆さんは”エシカル消費”という言葉をご存じでしょうか?
エシカル消費とは”倫理的消費”とも言われ、「地域の活性化や雇用なども含む、人や社会、環境に配慮した消費行動」を意味します。消費者自らが社会貢献や環境保全を意識した消費選択をしましょうということです。
商品を選ぶ際に、障害者支援につながるような商品、地域で作られた商品、環境にやさしい商品を選ぶといった基準を追加することがエシカル消費につながります。配慮の対象は何も障害者や地域、環境だけでなく、フェアトレード、寄付つき商品、被災地支援、エシカルファッション、動物福祉といったことも含まれます。
とはいえ社会貢献という大義を与えられても「いやそんなこといちいち考えないし買ったことない」と思う方もいるでしょう。しかし、そのような方も”応援消費”としてみたら行っている人は多いのではないでしょうか?
”応援消費”とは、「生産者やサービス提供者への応援を込めた買い方」を言います。
”応援消費”は東日本大震災で被害を受けた地域への支援として、またコロナ禍による売上が低迷した飲食店への応援として何度か話題になっています。その種類は以下のようになります。
①生産された商品を購入した応援
②場所で消費をする応援
③好きな対象に関する商品を購入する応援
(アーティストのグッズ、CDなど)
④金銭的な支援で応援
(クラウドファウンティング、ふるさと納税など)
これら応援消費の特徴は、自身の満足度やモチベーションが高いということが挙げられます。
「これからも頑張ってほしい」「自分も少しでも売上に貢献したい」といった気持ちが満足度につながるのはもちろん、”自分への応援”となることもあります。好きアーティストのグッズを買うことは一種の”推し活”となり、普段買わないような食材や料理はまさしく”ご馳走”になります。
自分のお金が直接売上になり同時にサービスを受けているので、消費者側にとっても企業側にとっても納得感があります。
こういった応援消費はSNSでの発信・受信がしやすいということもあり、若い世代の方も行いやすいのも特徴の一つです
最近でいえば能登半島での被災地支援と合わせて、石川県産の商品や観光の宣伝などの情報も発信されています。「こんなときに」と躊躇う方もいると思いますが、「こんなときだからこそ」と積極的に消費する方々もいます。
直接支援に行くことはできないけれど、せめて売上として貢献したい気持ちからでしょう。もちろんお金の支援であれば寄付や募金も選択肢にありますが、どこにお金を使われるか分からないのであれば、自分で選んで直接的に店舗を応援したいという人が応援消費を選んでいます。自分のできる範囲での支援の選択肢の一つとして応援消費が確立されつつあります。
また、被災地での情報発信の中には、東北での地震での例もあるとおりフェイクニュースや風評被害ともとれる情報も流れています。だからせっかく復興してもなかなか以前のようにお客が戻ってこないと嘆く声も聞こえています。応援消費やエシカル消費は、こういった悪い情報を抑える役割にもなるのではないでしょうか。
消費者の消費行動は、「何を持つか」を重視する”モノ消費”から「何をするか、体験するか」を重視する”コト消費”、そして「何のためか」を重視する”イミ消費”へと移り変わっていきます。エシカル消費や応援消費はまさしくその”イミ消費”となります。
これからの企業は、社会や消費者が求める”意味”に答えられ、その”意味あるサービス・商品”を提供できることが求められています。
参考
