こんにちは、ムギです。
今回は「マスメディアの役割」をテーマにお話しします。
最近はテレビ離れや新聞離れと騒がれてはいますが、それでもなお多くの方はテレビの報道番組を観たり、新聞を読んだりしています。テレビや新聞がなくても、ネットニュースを観る人もいます。
それだけ多くの人が触れる情報媒体は、政治や行政とは違いながらも、社会に大きな影響を与えます。
政治学者のラスウェルは、マスコミの機能を以下の3つにまとめました。
○環境の監視機能
報道番組等を通じて環境条件の変化を発見する
○社会的諸部分の相互の関連づけ
環境に反応する”世論”を形成する
○社会的遺産の伝達機能
社会の根底にある価値観や規範を世代から世代へ伝達する
ミルズはさらに4番目の機能として「娯楽の提供機能」を挙げました。
これらはマスメディアの社会に与える大きな役割ですが、それ以外にも潜在的機能があると指摘したのがラザースフェルドです。ラザースフェルドが挙げた潜在的機能は以下の通りです。
・マスメディアが注目した人物・政策への「地位付与の機能」
・マスメディアが批判的に取り上げた問題への肯否の選択を迫られる「社会的規範の強制機能」
・大量の情報やセンセーショナルな内容が現実から逃避行させる「麻酔的逆機能」 など
そしてマスメディアにおいて注意すべき観点としてリップマンは「マスメディアが報道する事件は事実そのものではなく、加工・編集された情報であり、一種の”疑似環境”である」と主張しました。
”疑似環境”には、実際に自分は経験したことがなくても、かも自分が体験したように感じられるという一面があります。
だからこそ、視聴者はニュースなどを見たときに「何てひどい事件だ」「なんて可哀想な人だ」「なんて酷い人だろう」と感情移入します。しかし、そのあなたの感情や反応が意図されたものだとしたら…
先程上記にあげたラスウェルのマスコミの機能を果たすためには、ある物事(事件・政策等)を討論するためには専門分野の先生だけでなく、賛成派、反対派を入れ多角的な意見を取り入れるべきでしょう。そうして視聴者は様々な意見を聞いた上で自身の意見や感想を考えるのがあるべきマスコミとの関係ではないでしょうか。
媒体がテレビにせよ新聞にせよネットにせよ、これからも公平な報道を国民に伝えてくれる会社が増えることを望みます。
参考資料
