これを防ぐには人による監視、監視カメラによる監視などが挙げられます。合わせて共有物(コップや醤油差しなど)をできるだけ置かないといった対応も必要です。
人による監視が一番ですが、オープンキッチンならお客さんの様子も見やすいですが、必ずしも厨房やスタッフの待機位置から見られるとは限りません。各店舗の作りや広さも関わりますし、セルフサービス制のところなら人員配置も少なくなっています。人手不足がずっと騒がれている飲食店において一人のパートを雇うのも厳しい状況です。
そう考えると監視カメラの設置が現実的でしょうか。もちろん注意点はあります。
まずは何台設置するのかという問題です。特に個室があるところはそこにも設置するのか、どう設置すれば効果的かを検討しないといけません。監視カメラとて万能ではないのでどうしても死角が生まれます。その上でじゃあ何台も買えば良いのかというと、どんどんコストもかかっていきます。最低限で最も効果的な配置を検討しましょう。
監視カメラの種類もよく調べましょう。電池を入れるタイプか、コードを繋ぐタイプか。メモリの保存量はどのくらいで何ヵ月または何年かで不必要なデータを削除したり、交換したりする必要があるかなど。
もちろん監視カメラを設置したら入り口に監視カメラがあることを通知するのを忘れずに。それを見て「見られて食べるのは嫌だな、この店には行きたくない」と思う人もいるかもしれません。逆に監視カメラを悪用する店も出てくる可能性もあります。
しかし、リスクがあると分かった以上、それに対応するのは企業側の危機管理能力です。消費者はそういったところも見ています。
ましてや飲食店は社会的なリスクにかなり弱いです。昨今の物価高騰しかり、災害や感染症の流行が起こることもしかり、さらにはオールドメディア・SNS含む情報源からの風評被害もしかり。
だからこそ、「うちの店ではないから」「企業形態も分野も違うから」といって無視するのではなく、飲食業界全体のことと思って真摯に対応する店が、消費者から信頼される店になるのではないでしょうか?
そして、最後に”食べる側”の私たち。
マナーは人に教わるから行うのではなく、心から感謝して自然に行うことです。細かい作法はその気持ちができてから学ぶものです。
人が作ったものを食べたいなら、自然とやっていいことと悪いことは分かるはずです。それが分からないのなら、一人で自炊して過ごすことから始めてはいかがでしょうか?
参考
HACCPによる衛生管理とは\ 公益社団法人日本食品衛生協会
