こんにちは、ムギです。
今回は「空不異色」をテーマにお話しします。
「空不異色」とは『般若心経』にある言葉です。一般的には「色不異空 空不異色(シキフーイークー クーフーイーシキ)」とセットで訳されます。
直訳すれば「色は空と異ならず 空は色と異ならず」となります。つまり、「目に見えるものと、目に見えないものは本質的には同じ」ということを表します。
「色不異空」は、形あるものは絶えず変化し、やがて消滅することを表します。しかしそれは「無に帰す」ということではなく、あくまで「目に見えない状態=空(くう)に戻る」ということです。人間含めあらゆる生物、無機物や自然界の事象に当てはまります。だからこそ、生きている間その命を全うしましょうということを伝えています。
では、「目に見えないもの」から「目に見えるもの」になる「空不異色」とはどういうことでしょうか?
仏教思想の中心である「輪廻転生」などが当てはまります。しかしもっとイメージしやすいもので言えば、「自分が願ったことが形になる」「思い描いた夢が叶う」といったことでしょう。
「引き寄せの法則」や、「マーフィーの法則」に近いものかもしれません。自分の潜在意識(無意識)を上手に活用したら人生が良い方向、自分が思い描いた方向へ行くというものです。
これは逆も然りで、普段から悪い方向に物事を考え、不安やネガティブな感情を抱えていると、現実に事故やトラブルを招いてしまうということでもあります。
プラスの思いや考えには、「幸せや願い・将来の夢、喜び、愛」があります。マイナスの思いや考えには「怒りや恨み、妬み、自己顕示欲」があります。
プラスの思いや考えがあれば自分にとって必要なものや、本当に欲しかったものを脳がキャッチしてくれるようになります。そうなると自然とチャンスを掴むことができ、自分に対して自信を持てるようになります。その結果良い方向へ進んで行きます。
マイナスの思いや考えがあれば悪い噂や悪いニュースを拾いやすくなり、相手の短所や自分の欠点にばかり目がいってしまいます。行動も消極的になったり、相手に必要以上に厳しくなったりと、結果的に人生が悪い方向へ向かってしまうのです。
誰もが”良い”人生にしたいはず。折角ならプラスの思いや考えをした方がいいのは明確ですね。しかしこれはただポジティブに考えることとちょっと違います。
生きている間に良いことも悪いこともたくさんあります。リスクを忘れてはいけませんが、かといって未来に絶望することはありません。医療もテクノロジーも社会も進歩し、人類は確実に前進しています。生きてさえいればどこかに必ず突破口なり、逃げ道はあります。
だからこそ、これからの時代に一番危険な思想は「こうあるべき」「こうにちがいない」「こうするしかない」など自分の知識と価値観だけで決めつけることです。そしてそれを「自分の善意だ」と言って他人に押し付け、批判し、傷つけることです。これからの世代に偏見を持ち、窮屈な思いをさせることです。
大事なのは、自分が「何のために生きるのか?」ということ。「何者になりたいのか?」ということ。
その”願い”を持ち続け、そのために小さなことでもいいから一つでも”行動”することが大切です。その積み重ねにより”目に見えないもの=空”だったものが”目に見えるもの=色”へと変わるのです。
まずは自分の”想い”と向き合うことから始めてみませんか?
