こんにちは、ムギです。
今回は「生産的な議論をするためには」をテーマにお話しします。なお、3分では読めない内容となっておりますので、時間がある時に全部読むか、ページ毎に読み進めてみてください。
職場の会議にしても集会にせよ、人を集めて議論するなら意味のあるものにしたい。多くの人がそう思っているはずなのに、毎回ダラダラしたり、職場の強い人の独壇場になったり、愚痴の言い合いになったり…。大したことも決まらず、何の時間だったんだろうと感じたこともあると思います。
どうしたら、もっと生産的な話し合いの場にできるのでしょうか?
ここで多くの人が思う良い議論とは「皆が賛成することが決まっていくこと」と思っていませんか?
「それいいね」「それをして欲しかったんです」「これしてみたいです」ということが順調に決まっていく。一見順風満帆に決まっているような会議風景。
もしそこに「いや、ちょっと待って、それはしない方がいい」という声を上げる人がいたらどうでしょう?一気に場は冷めてしまうでしょう。最終的には多数決で結局その人の意見はなかったことにされる。嫌な空気だけが最後に残る。しかし、これは本当に”生産的な話し合い”でしょうか?
反対意見には、提案する側も想定しなかったリスクやデメリットが持ち出されることがあります。中には単純に面倒くさいからやりたくないという人もいるでしょう。そういった”対立”を経て、修正されたものは想定よりも良いものになっている。それが本当にわざわざ人を集めて行う意味のある”生産的な議論”ではないでしょうか。
とはいえ、自分が出した意見を否定されたり、反対意見を出されたら「ムッと」する気持ちは分かります。そこで喧嘩になるのは間違いだとは誰しも分かっています。
どうしたら自分と反対意見を持つ人を受け入れられるのか?どうしたら自分の反対意見を受け入れてもらえるのか?
「衝突/対立」は人間関係にどう影響を与えるのか、成果を出す対立に必要なルールは何か。そのテーマに真っ向から挑んだのがイアン・レズリー著の『CONFLICTED 衝突を成果に変える方法』です。
著者のイアン・レズリー氏はノンフィクション作家、ジャーナリストとして活動している方です。「好奇心」の重要性をまとめた『子どもは40000回質問する』の著者としても有名です。
そんな著者が今回「衝突」をテーマに、心理学者、取調官や人質公証人、離婚調停人、セラピストなどの交渉の専門家達から、事例を踏まえた専門知識を引き出しまとめられたのが本書です。その面白さから「英国タイムズ2021年ベスト哲学&アイデアブック16」に選出されています。
その内容をもとに「不毛な争いと生産的な衝突の違い」にテーマを絞ってまとめていきます。
ポイントとしては3つあります。
①相手の”文脈”を聞く
②意見対立しても”いい場”を作り上げる
③相手の”顔”を立てる
順に説明していきます。(2ページ目へ続く)
