”サブスク”は生き残れるか?

こんにちは、ムギです。

今回は「サブスクリプションモデル」をテーマにお話しします。

「サブスクリプションモデル」とは月額料金を徴収してサービス商品を提供するビジネスモデルを言います。

ビジネスモデルの一つと聞いてもピンと来ないかもしれませんので、代表的なものも紹介します。

  • 物販モデル…企画・製造・販売までを自社で行う
  • 小売モデル…他社から製品を仕入れて、販売に特化する。
  • 広告モデル…自社製品に、他社の広告を掲載して収益化する。
  • 消耗品モデル…本体価格を下げ、付属の消耗品を売って収益化する。

これらの4つと肩を並べるように台頭してきたサブスクリプションモデルですが、企業側の一番のメリットは「継続的な収益が見込める」ことです。

「販売数×単価=売上」という形は最も売上が上げられますが、本や音楽、映像作品などそもそもの商品が多種のものは在庫を抱えればそれだけ不良在庫が増え、品数を揃えようとすれば利益が出ません。そのためどうしてもメジャーなものしか置かなくなり、最近の消費者にはすぐに飽きられてしまいます。レンタルCD、レンタルDVD、さらにはレンタル漫画を置く店の方が増えてきたのも自然な流れだったのでしょう。

その点サブスクは大量の在庫を”共有”することで「月額料金×会員数=売上」とすることができます。月額料金も誰でも入会しやすいスタンダードランクから特別サービスが追加されるプレミアムランクなどの”ランク”を設けることで「販売数×単価」の売上に近づけています。そして登録者が増えていけば毎月その「月額料金×会員数」の売上が確保されます。

利用者側も毎月払うといっても、自分の収益にあったプランを選べばそこまで苦ではありません。だからこそ面白くて便利なサービスであればどんどん会員数も増えていきます。

また、こういったリアルタイムでの顧客データの管理・分析ができることもサブスクのメリットです。だからこそ、音楽・動画サービスが主だったサブスクリプションモデルも、家具・洋服・車なども対象になり、導入する業界・業種が広がっているのです。

このように利用者にとっても企業にとってもメリットが大きいビジネスモデルですが、では生産者側のメリットはどうなのでしょうか?

特に音楽の生産者であるアーティストにとっては死活問題というのも誰しも聞いたことがある話かと思います。当然アルバム1枚売れた時の利益と、そのアルバムに入っている同じ曲が1回ずつ聞かれた時の利益の差は想像に難くないでしょう。アルバムが100万枚売れただけの利益をサブスクで求めるのはかなり困難になります。

だから本当に好きなアーティストはCDを買っている方もいらっしゃるようです。CDにはCDの良さがあります。DVDやブルーレイなどの円盤商品全般に言えるでしょう。

その一方で、中古品店を見れば大量に在庫のあるCDやDVD。サブスクリプションモデルが誕生していなかったにせよ、いずれ限界を迎えていたとも思えます。

CDやDVDの最大のデメリットはやはり”値段が高い”ことでしょう。どんなに好きなアーティストでも全アルバム・全シングル・全DVDを買おうとすれば大変な額になってしまいます。

ではそれだけの額でありながらアーティストへの利益がきちんと渡るかといえばそうではないようです。アーティストが結ぶ契約各種、流通会社を通すか通さないか、作詞・作曲と演奏者で大分利益配分に差があるようです。それも何千枚と売れればの話。

儲かっている人もいれば、そうでない人もいる。それがサブスクによって全体的に儲けづらくなったというのは事実です。

だから「サブスクが悪くてCD販売の頃が良かった」というのはある時代は正しかったかもしれませんが、今の時代では正しくないと私は思います。

私論ですが、CDやDVDの売り方(付加価値や販売ルート)などをアーティスト側も考えないといけないと思いますし、サブスクを行っている企業は利用者の”推し”のアーティストに対し応援できるような報酬システムを検討しないといけないと思います。

サブスクリプションモデルは確かに安定的な収入という面がメリットとはいえ、日本は少子高齢化、利用する人の数も減っていき、生産する側も自然と減っていくのが現状。企業側、アーティスト、そして利用者がwin-win-winになれるシステムを作った企業が求められているかもしれません。

とはいえ、アーティストにとっては厳しいのも現実。一方でネットで活動していたアマチュアが一躍世界的アーティストになれる時代。

”作り手”や”表現者”のあり方が、これからの時代に向かって変わろうとしています。

投稿者: 麦ブログ

介護施設の事務員として働いてます。現在行政書士資格取得のため勉強中。

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