こんにちは、ムギです。
今回は「原爆の図 丸木美術館」をご紹介します。
社会科の教科書にも載るほど有名な『原爆の図』。しかし、その作品が埼玉県東松山市で観られることを知ってる人は少ないのではないでしょうか。
『原爆の図』は丸木位里(いり)、丸木俊(とし)の夫婦での共同製作により描かれました。
1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下されました。
丸木夫妻はそこで見た惨状と被爆体験者の証言をもとにこの『原爆の図』の作成に取り組みました。そして、30年以上の歳月をかけ、全15部の『原爆の図』を完成させたのです。
その連作は国内各地で展覧会が開かれたのはもちろん、世界20か国以上をまわる巡回展が開かれました。そして現在は、埼玉県東松山市にある「原爆の図 丸木美術館」にて展示されています。
私も先日丸木美術館へ訪れました。
『原爆の図』が展示されているスペースに入った途端、空気が変わったように感じました。
大人の等身大もの作品が第1部《幽霊》から第15部《ながさき》まで部屋一面にグルっと展示されていました。それらを一つ一つ間近で見れば、表情から空気までが伝わってきます。
作品全体から溢れるおどろおどろとした雰囲気(子供は泣くかも)、しかしそれ以上に感じたのは救いを求める人達の悲鳴と無念さでした。第5部「少年少女」では、まさしく子供達が被害にあった姿が描かれます。
その第5部でもそうですが、この残酷な中に「子供だけでも助けたい」という母の姿や、兄弟を助けようとする姿などが描かれます。より一層原爆の恐ろしさ、そして戦争の無慈悲さを象徴します。
全部を見終わった後の悲しさやら苦しさは、話を聞いただけでは伝わらないもの、そしてこれから未来にも伝えていかなければならないものを感じました。『原爆の図』だけでも、今日来てよかったと思えました。
『原爆の図』鑑賞後はそれ以外の作品も鑑賞しました。丸木夫妻が描いたもの以外の作品の展示や、もう少し明るめの作品、大きな作品と様々で、時間を忘れるほど鑑賞しました。2階の丸木夫妻のアトリエも見学することもできました。
ネットでもある程度どんな絵かは分かりますし、本でも美術書として販売されています。それでもぜひ皆さんには足を運んで現物を観てほしいと思います。忘れてしまった人はもう一度観に行ってほしい。
怖い絵だから、グロい絵だから…。
それを理由に避けるのではなく、真っ正面から向き合ってほしい。そして願わくば世界中の人々が知ってほしい。
悲惨な現場を”絵”で終わらせてほしいと、今さらであっても強く願っています。これ以上の惨劇は起こらないことをお祈りします。
原爆の図 丸木美術館 0493-22-3266 https://maps.app.goo.gl/gmLH1EWiHyiief7T9
3月~11月 AM9時~PM5時
12月~2月 AM9時~PM4時30分
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
12月29日~1月3日
無休期間 ゴールデンウィーク
8月1日~8月15日
一般 大人900円 中高生又は18歳未満600円 小学生400円
比企・東松山在住の方 一般料金からそれぞれ100円引き
チラシ持参・HPの印刷(ページ問わず)または画面の提示でも一般料金からそれぞれ100引き
※詳細・最新情報は上記HPを確認してください。


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