相談援助の心得

こんにちは、ムギです。

今回は「バイステックの7原則」をテーマにお話しします。

最近は自分も介護の現場に入る中で、利用者様とのコミュニケーション、ご家族様とのコミュニケーション、電話応対をします。利用者である高齢者、そのご家族との相談援助も大事な仕事です。

耳が遠くなり、発語も難しくなってきた高齢者との会話は上手くコミュニケーションが取れないこともあります。そんな時は少し大きな声でゆっくり話し、相手の話は目線の高さを合わせ根気よく聞きます。しかし認知症が進めばそういったテクニックを使っても難しくなります。そのことに一番苦しんでいるのは当の本人です。

また、認知症になった親を受け入れられないご家族の悩みも大変なものです。だからこそ、相手の気持ちを思いやっての言動が必要なのです。

今後「超高齢社会」と言われる中で、このコミュニケーションの問題は福祉の現場だけに限らず、誰しも関わっていくことと思います。

そこで、介護福祉士や初任者研修など、介護の資格を取るときに必ず教わる原則を皆さんにご紹介します。それが「バイステックの7原則」です。

バイステック(Felix P.Biestek)はアメリカの社会福祉学者が提唱した基本原則です。利用者の欲求に基づく心理状態を踏まえて援助を行うための原則として提示されました。内容は以下の通りです。

①個別化の原則:利用者・家族をかけがえのない個人として尊重すること。
②自己決定の原則:利用者・家族の自己決定を促し、尊重すること。
③受容の原則:利用者・家族の姿や気持ちをあるがままに受け止めること。
④非審判的態度の原則:援助者の価値観で利用者・家族を非難しないこと。
⑤統制された情緒関与の原則:援助者が自分の感情を自覚しながらかかわること。
⑥意図的な感情表現の原則:利用者・家族の感情表現を大切にすること。
⑦秘密保持の原則:利用者・家族の秘密を保持して信頼関係を醸成すること。

介護者と利用者。サービスをする側と受ける側であり、本来は対等な関係性です。しかし、いつしかそれがサービスを”してあげている”側と”される”側にすり替えられてしまいます。

「利用者のため」と言いながら利用者の気持ちを考えず、自分達の仕事がやりやすいように相手に押し付ける。最初の頃の気持ちを忘れて、大半の介護職がそのようになってしまいます。

だからこそ「バイステックの7原則」は改めて介護職として忘れてはいけない”利用者本位”の考え方を思い出させてくれます。

もちろんこの原則は相談援助に関わる仕事、さらには友達や部下などの悩み相談にも当てはめることができます。

大事なのは「誰しも同じ立場になりうる」ということを忘れないことです。それを忘れなければ、相手との接し方から変わるのではないでしょうか。

投稿者: 麦ブログ

介護施設の事務員として働いてます。現在行政書士資格取得のため勉強中。

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