こんにちは、ムギです。
ビジネスの基本に立ち返るべく、マネジメントの父、P.F.ドラッカー氏の『マネジメント』を勉強しましょう。
今回は「組織の精神」をテーマにお話しします。
年度始めで新入社員が加わったり、人事異動があったりと体制が変わりやすい4月。新しい風を向かい入れ、目標を持って今年度も頑張ろうと気合いを入れ直したいものです。
しかし、新入社員が思うように育たづ、仕事が上手く回らなくなるとそれまでいた職員から不平不満が出てきます。結局「私たちも経験してきた」といって新入社員にきつく当たり、放置するようなことも出てきます。
そういう時こそ管理職の出番ですが、毎年のことと言ってただ「頑張れ」というだけになりがち。異動したばかりの管理者なら職場のことも分からず、自分自身も下から攻められ余裕がない。結局新しい人が辞めて毎年の繰り返しになってしまう。そんなことは皆さんのところではありませんか?
同じ轍を踏まないためにも、組織文化を見直す必要があります。そこで、ドラッカー氏の『マネジメント』から「良い組織に必要な考え(精神)」を教えて頂きましょう。ポイントは5つです。
①天才をあてにしない
②成果を中心に考える
③機会に集中する
④人事に関わる意思決定を重視する
⑤真摯さなくして組織なし
まず、ドラッカー氏の考える組織の目的とは「凡人をして非凡なことを行わせる」ことにあります。
職場の中には、これが天職と言わんばかりにずば抜けた才能を持っている方や、仕事が早く、いくつもの仕事を抱えていても難なくこなせる人もいます。「この人がいるから大丈夫」という考え方は言い換えれば「この人がいなくなったらヤバイ」ということです。
だからこそまず考えるべきは大半の人がこなせるような仕事配分ややり方を考えるのが先決です。「マニュアル化」することの意味がここにあります。
職場の中には才能や技術はないけどただ長くいるというだけで威張ってる人もいます。上司は「ああいう人だから」と放置することがありますが、それは結局ミスがなく、あの人に任せれば間違いないと思うからです。他の職員が心の中では不満に思っていても怖くて何も言えないというのがよくあることではないでしょうか。
良い組織は”成果”を中心に考えます。”成果”は長い目で見るものであり、失敗や間違いがないことではありません。本当に優れた人ほど挑戦し、ミスをします。それでも前向きに考え成長し、成果を出している人こそ評価をすべきなのです。
だから失敗や問題を恐れてはいけません。そういう難しい機会こそ集中し、挑戦できる組織である必要があります。問題や失敗を後々になっても批判したり、陰口をするような人を評価してはいけません。
そういう人を昇給や昇進させては組織の文化が悪くなります。逆に積極的に挑戦した人を悪く見ては組織のためになりません。そういった人事に関わる意思決定はきちんと評価した上でしなければなりません。
そして何より人事に関わる意思決定をする時は、”真摯である”ことが大切です。一緒に働く部下に対して真摯な態度で接する人が上司でないといけません。そして一緒に働く私たちも上司、部下、同僚に対して真摯な態度で接するべきなのです。
そうやってお互いを尊重している組織こそ、常に新しい風が吹き込み、どんな時代になっても社会から必要とされる組織になるのではないでしょうか?
そう考えると、挨拶や報連相、自己研鑽などの当たり前のことをきちんとできることが重要なんだと改めて認識します。
年度始めこそ、そういった”初心”を思い出すことから始めてみましょう。
