こんにちは、ムギです。
皆さんには何か目標がありますか?年始めに「今年の抱負」として決めたことがあるのではないでしょうか?仕事においてもプライベートにおいても何か「これだけは叶えたい」というものがあると、人生に張り合いが出ますよね。
そして余裕のある時には自分の人生設計を立ててみましょう。既に立ててある人は現在の進渉はどうか振り返り、必要なら見直ししましょう。
このように将来の計画を立てることを”青写真を描く”と言います。
”青写真”とは設計図や図面を複写するために鉄イオンが光によって化学反応することを利用した方法のことです。ちょうど白地に青の複写が出ることから青写真と呼ばれます。
そしてこの設計図や図面に用いられていたところから、「将来の計画・設計・完成図」という比喩表現が生まれました。
あなたはどんな完成図を思い描きますか?自分や家族、会社がどうなっていたいですか?どうせ描くなら、誰だって明るい未来を描きたいものです。
「いやいや、そんな明るくなんて描けないよ。今後将来が明るくなることなんてないし」
そう思っている方もいるはず。
思えば今年は散々コロナに振り回された年でした。オリンピックは出来たけど、好きなように外出もできず、友達とも会えない。めっきりお客さんが来なくなり、苦境に立たされた店舗もたくさんあります。例えコロナが落ち着いたところで、前のような景気は戻ってこない。さらには技術の進歩によりどんどん労働者が必要なくなり、働き口がない。国の景気が良くなることもなければ自分達が高齢者になるころには年金すら貰えるか怪しい…。
悪いことを考えればキリがないほど出てきます。これで明るい未来なんて思い描けるのでしょうか?この大変な世界で希望なんてあるのでしょうか?
「よい未来」を築くため、進化論と人類史の観点から考えたのが、ニコラス・クリスタキス著の「ブルー・プリント」です。
なぜ人間は社会的動物として現代のような生活を形作ったのか?愛し、友情を育み、協力し、学び、さらに他人の独自性を認めるといった人間の能力、すなわち社会性一式(ソーシャル・スイート)をもたらしたものは何なのか?
それは人間は「善き社会を作り上げるための進化的青写真(ブループリント)」を持っているからだ著者は言います。つまりは、「つながり」と「利他」こそが人間の本質であるということです。
歴史を振り替えれば、世界中で多くの争いがあります。今では戦争こそないにしろ、内戦や国家間での対立、差別による悲劇は跡を絶ちません。
それでも人間は長い歴史の中で経験を蓄積し学んでいき、数1000年、数100年、数10年前に比べて良くなってきているではありませんか。そして「つながり」と「利他」という本質を持っているからこそ、必ず今も残る分断と格差も乗り越えられるというのが著者の結論です。気になった方はぜひ本書を手にとってください。
自分の人生設計の話に戻りましょう。
これからも多くの無理難題が起こるでしょう。地震などの自然災害や、今回のような感染症が世界規模で起きる可能性もあります。経済危機が訪れ、将来年金も貰えなくなるかもしれません。
しかし、人間に「善き社会を作り上げるための進化的青写真」がある限り、私たち人類はその難題をきっと乗り越えられるでしょう。それは、ただの楽観主義とは違います。
一人一人が”誰か”のために、”誰か”と行動する必要があります。それをあなたの”青写真”にしてみてください。あなたにも、できることがきっとあります。

今、無理難題にぶつかっていても諦めないでください。人間に与えられた青写真は、あなたが描いた青写真を現実に導いてくれるでしょう。
参考文献
