こんにちは、ムギです。
皆さんは渋沢栄一をご存じでしょうか?
「日本実業界の父」と呼ばれ、お札の人にも選ばれましたし、大河ドラマ等で話題になっているので知名度は高いと思います。
渋沢栄一の書籍としてまず読んでほしいのは『論語と算盤』です。
論語は”道徳”、算盤は”経済”を表し、この二つはかけ離れているようで近い存在というのが渋沢栄一の思想です。
これはまさしく”コンプライアンス”の問題として現代でも通じるものです。
コンプライアンス(compliance)は企業などが、法令や規則をよく守ることを意味します。法令遵守とも訳されますが、ただ法律を守ればいいと思っている企業が多いのが現状です。
コンプライアンスには倫理的規則も含まれます。法律としては明文化されていないが、社会的ルールとして認識されていたらそれにも従うことを意味します。
コンプライアンス違反として考えるのは粉飾決算、偽造表記、情報隠蔽などが含まれます。こうしたものは現在法律にも明記されているので法令違反ですが、元を辿ればこういった事柄を許してしまう組織風土が問題です。
一人の人間が犯したとしても、それを認める人や見てみぬふりをする人がいます。例えそれが上司や役員だろうと、間違っていることを間違っていると言えないのは会社全体に責任があります。その事実を知らなかった人や傍観者も同罪なのです。
これらは企業のモラルとしての問題です。ブラック企業は上司が作る訳でなく、それに従ってしまう一般社員によってブラック企業になるのです。
だからこそ、渋沢栄一の言う”道徳”をもっと大事にしてほしいのです。
当然道徳だけでは企業として成り立ちません。何もNPO法人になれとか、ボランティア活動をしろと言っている訳ではありません。しっかり利益を出せなければ従業員も養えないし、経済も回りません。経済が回らなければ不況になり、国家も衰退します。
”道徳”と”経済”。両方を追い求めてこそ健全な経営が成されるのです。
両方を追い求めるためにはルールを守るためのルールや環境を作ることが大事です。野球やサッカーなどもルールがあり、違反を取り締まる審判がいますよね。そのルールをしっかり守った中で監督は指示や作戦を決め、選手は最高のパフォーマンスをしますよね
企業もコンプライアンス窓口や監査委員会を設ける必要があります。就業規則や契約書なども時には弁護士などに見てもらい法令違反なところはないかチェックすることも必要でしょう。
そして普段からの仕事が大事です。特にリーダーとなる上司が肝心です。セクハラ・パワハラ・モラハラをしないのはもちろんですが、優秀でもワンマン過ぎるのは問題です。部下が上司のミスや不正に気付いても忠告が出来ない、または聞いてもらえないからです。
上司は決めることが仕事ですが、何から何まで決めるのではなく、その下にもう一人信頼できる相談役にいてもらいましょう。部下の意見をまとめてもらえれば、現場の意見と上層部の意思決定と照らし合わせやすいでしょう。そしてその人から苦言等もきちんと聞きましょう。
こうした仕組み作りからコンプライアンス対策は始めましょう。
”不正を許さない組織作り”こそ、いつの時代も必要なルールなのです。
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