日本を支えてきた”リソース”は何か?

こんにちは、ムギです。今日も経営学の勉強を始めます。

今回は「企業に必要なリソース」をテーマにお話します。

以前の記事でSCP理論のことを話しましたが、それと対になる理論がリソース・ベースト・ビュー(resource based view)、通称RBVと呼ばれるものです。

「資源ベース理論」と日本では呼ばれ、リソース、つまり経営資源を基本としています。1991年、ジェイ・バーニーが企業リソースに関する議論を一つにまとめあげて出来たのがRBVです。

企業は何らかのリソースを投入し、アウトプット(企業の製品やサービス)を生み出すという考え方がRBVです。

経営資源と言えばモノ・金・人・情報を思い浮かぶかもしれませんが、ここでは人材・技術・知識・ブランドなどのことを言います。

優秀な人材が揃えば職場は活性化される。ずば抜けた技術があれば他社を圧倒することができる。その業界や製品に関する深い知識があれば経営戦略において遅れることはない。そしてそれらが積み重なってブランドになれば、社会から信用される。

リソースにはさらに工場施設、財務資源、サポート企業との関係なども含まれます。こうした”良質な”資源を活用できる企業は強いです。当たり前なことと言えば当たり前ですが、これらを揃えるには経営者の良識眼と長年の企業努力が必要なのです。

これらのリソースで成功している企業は日本に多くあります。自動車産業を始め、MADE IN JAPANが良質なことは世界的にも知られています。日本人の勤勉さ、職人気質、おもてなしの風土などはそれだけでブランドになっています。

これはまさに先程の人材・技術・知識・ブランドのことであり、RBVは日本経営とかなりマッチしているのです。

しかしモノが溢れ、モノを買わなくなった時代になると、リソース重視だけでは立ち行かなくなってきました。

優秀な人材は他国に行き、技術においても遅れを取っています。特にIT分野は隣国の中国と比べて著しい差です。これまでの日本のブランド名だけでは通用しません。

もともと日本は資源が他国に比べ少ないので、良い人材・技術・知識で良質な製品を作り、それを輸出することに特化していました。そのやり方を根本から考え直さないといけません。

だからこそ、以前お話ししたようなSCP理論のような戦略を持つこと、その状況に合わせてその都度変えていくダイナミック・ケイパビリティの考え方が必要になってきます。

そして、その理論が有効になる組織作りから変えていかないといけません。働き方改革が進まなければ、このまま世界から取り残されてしまいます。

これまでのリソースを活かしつつ、今の世界のルールを知り、先を見通せる広い視野を持つことが日本の経営者に求められているのです。


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投稿者: ムギ

介護施設の事務員をやってる30代男です。商業高校卒業後、調理師専門学校入学、調理師としてホテルのフランス料理レストランに勤務。その後、地元のレストラン、漬け物工場、回転寿司屋、ステーキ屋と働き現在の職に転職しました。現在は介護福祉士の資格取得のため勉強中です。

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