”無能な働き者”には成るな

こんにちは、ムギです。

今回は「職場に必要とされる人と邪魔な人の違い」をテーマにお話します。

職場には経験の差や能力の差、やる気のあり・なし等様々な人たちがいます。中には「あの人いらない」と思われている人もいるでしょう。あなたは周囲からどういう風に思われているか分かりますか。

職場やチームの人達を分類し、それぞれどういう特徴があり、どういう仕事が向いているか。様々な分類がありますが、中でも面白いのが「ゼークトの仕事論」だと僕は思います。

ハンス・フォン・ゼークトは第一次世界対戦後の疲弊したドイツ陸軍を再建した人物です。彼は軍人達を有能か無能か、怠け者か働き者かで4つに分けました。

「有能な働き者」は参謀などの責任のある仕事をさせよ。

「有能な怠け者」は司令官にせよ。

「無能な怠け者」は連絡将校か下級兵士にして前線に出せ。

そして「無能な働き者」は即銃殺刑に処せ。

これがゼークトの仕事論の要約です。無能な働き者に対して恐ろしすぎる判断ですが、少なくとも責任のある仕事をさせるべきではないと言っています。

なぜここまで「無能な働き者」を問題視するのでしょうか?

「無能」ということは技術や知識がないだけでなく、頭も悪く適切な判断や行動ができません。しかし、これを自覚しておらず周囲に迷惑をかけていることも気づきません。

しかし「働き者」なので行動力はあり、手を動かすことは好きなのです。当然ミスをすることが多いのですがそれを周囲のせいにし、自己判断でさらに行動を続け、思わぬことを仕出かすのが「無能な働き者」です。

これを聞いて皆さんは当てはまりましたか?周囲にそういった部下、同僚、上司はいませんか?

「無能な働き者」を改善させようとするのは難しいです。何度も注意しても聞いていないか、理解していないからです。

しかし、日本ではこういった方は「積極性がある」「行動力がある」「仕事が早い」と言われ評価されています。正直な話、上司にもこういった「無能な働き者」が多く、同じ「無能な働き者」を評価してしまうのも問題です。

「無能な働き者」で許されるのは20代までと思っていた方がいいです。30歳を過ぎればもはや末期です。今すぐにでも改善する努力をしなければ、自分が理解できないうちに職場を追い出されてしまいます。(まあ、先程言ったように「無能な働き者」がいる上司の所につけば評価はされるのですが…)

若い時分は未熟です。しかし、コツコツ働いていれば会社は評価してくれます。そのうち「君は仕事はまだまだだけど、真面目でいい社員だ」と上司から言われるでしょう。

しかし”真面目”であることはその人の特性であり、褒め言葉ではありません。

そこを勘違いし、自分はこのまま続けていれば良いのだと思ってしまったらあなたの成長率は上がりません。そのまま30代40代になって、周囲から影で「使えない人」認定されているでしょう。

そうならないためにも、自分はまだ無知で無能なのだと自覚して影ながらの努力を怠らないことです。それを続けていると自分が分かっていないこと、出来ないことが分かってきます。「無能な働き者」は自分に出来ないことや理解していないことが分からず仕事をするから問題を起こすのです。

次に「有能な」人のやり方を学ぶことです。特に「無能な」人は「有能な怠け者」を蔑みがちです。しかし、”楽をしよう”とすることは業務を効率化しよう、安全策を取ろうとすることでもあります。そういった本質を見なければ一生無駄な努力を続けてしまいます。

そして、早いうちに自分が得意なもの・良いところを自分で理解することです。先程言ったように「真面目」は褒め言葉ではありません。「仕事が早い」や「やる気がある」のような抽象的なものでもなく、具体的に人から誉められたところ。それがあなたの得意なもの・良いところです。

こうして出来ることと出来ないことが分かれば仕事において手をだして良いものと悪いものが分かるはずです。「無能な働き者」ほど頼まれた仕事は何でも引き受けます。自分の不得意分野や関与していない分野のことに対しては正直に「分かりません」「出来ません」といって断るか、分かる人にきちんと教わらなければいけません。

もちろん「有能な働き者」になりたいなら、不得意な分野も影ながら勉強や練習するなどの努力が必要です。

最後に何事も”意味を考えて仕事する”を習慣にしましょう。慣れていることや簡単な内容であっても一度自分の中で咀嚼するのです。

「考えるより身体を動かせ」という言葉が無能な働き者は好きです。しかしこれはスポーツや格闘技の理論であって仕事の理論ではありません。一度段取りや意味を考え、分からないところは理解者に聞くか調べてから行動するのを常識にしましょう。

以上が「無能な働き者」の特徴と自分がそうならないための注意点です。

では、職場の同僚や上司にいたらどうしますか?

はっきり言って直してもらうことは難しいです。こちらの話は基本的に聞いていないか理解していないからです。部下や同僚であったら報連相をきっちりさせ、今本人がしていることを注意深く観察するしかないでしょう。

「無能な働き者」は少なくとも働き者なので自ら辞めることはしません。数々の失敗を記録して勧告するか、特に問題のないポジションにつかせることしか出来ません。

ではそれが上司だったら…

考えるだけでも恐ろしいですが、もっと上の立場の人に相談するしか方法はないでしょう。

上層部全体がそういう人の集まりだと分かったなら、あなたが去ることも考えた方がいいかもしれませんね。

投稿者: ムギ

介護施設の事務員をやってる30代男です。商業高校卒業後、調理師専門学校入学、調理師としてホテルのフランス料理レストランに勤務。その後、地元のレストラン、漬け物工場、回転寿司屋、ステーキ屋と働き現在の職に転職しました。現在は介護福祉士の資格取得のため勉強中です。

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