”家族のような”会社

こんにちは、ムギです。

今回は「家族のような会社を目指そう」をテーマにお話します。

もし、あなたが社長になったとして、誰を側近に付けたいですか?誰に社長の座を渡したいですか?

あなたが起業しようとするなら、一番最初に考えるのはあなたが作った会社の最後をどうするかいうことです。個人起業家としてや、幾人もいない企業なら自分の代で終わりにするのも可能です。

しかし、ある程度従業員・顧客・関係者が増えたのなら、そう簡単に終わらせることはできないでしょう。企業には雇用を守る、地域・国・社会に貢献するといった責務があります。

「企業の終わらせ方」なんていうと聞こえは悪いですが、そこまで考えておく必要があります。具体的にはM&Aのように他企業に合併・買収・事業承継・株式交換などがあります。

とはいえ、大切な会社を終わらせたくない、これからも社会に貢献して欲しいという願いがあるのであれば、会社の引き継ぎというものが必要になります。果たして、その責務を誰に任せますか?

大企業から中小企業でも同族経営、つまりは”家族”に引き継がれることはよくあります。祖父が初代、父が2代目、そしてその子供が3代目という会社はよく聞きます。家族全員が役員というところもあります。

同族経営だからこその強みというものもあります。

家業という意識が強いため、会社のために労を惜しみません。社長を引退した後も相談役として補佐してくれたり、身近な人が同じ会社だと話し合いもしやすいです。

やはり家族こそ頼れるのでしょうか、同族企業というのは割かし支持されています。しかし、働き手からするとあまりいいイメージはないのが正直なとこでしょう。

能力があるわけでもないのに同族というだけで執行役員になったり、経営会議にやみくもに口出ししていたりすれば他の社員に不満が募ります。

また、同族同士だと仕事の時間とプライベートの時間の分別がどうしてもできず、その意識がぬけずに他の社員にも無茶をさせがちです。そのせいか、優秀な人ほど会社を抜けていくという悪循環にはまっていきます。

『マネジメント』の著者であるピーター・ドラッカーも、同族企業が繁栄するためには、「家族」よりも「企業」を優先することが大事だと説きました。

企業を優先するとはどういうことかといえば、他の社員と扱いを同じにすることです。さらにいうと同族こそ厳しくするぐらいでないといけません。

例えば普通の社員なら成果によって報酬が変わります。それなのでどこの企業も人事考査で厳しく評価していますよね。また、不祥事とまではいかなくても何か問題が起きたらすぐに注意・処罰します。

しかし、同族企業の中には家族が起こした問題に対しあやふやにし、他の社員の訴えを無視するところもあります。それでは他の社員はやりがいを失います。他の社員が会社のために働いているのではなく、その同族のために働いているように感じてしまったら仕事として成り立ちません。家族に対し厳しく出来ないのであれば、やはり家族を同じ会社に入れたり、さらには社長の座を渡すべきではありません。

他の社員が働きやすい環境作りや福利厚生を豊かにするのも経営陣の仕事です。どの社員に対しても公正に扱い、社員の意見を自分のことのように聞き入れる。そんな企業であれば同族企業であっても一生懸命働こうとします。結果的には企業の利益にもなるのです。

だからこそ、目指すは家族の会社というより”家族のような会社”ではないでしょうか。

一人一人生活も違えば価値観も違います。それを平等に扱うのは難しいです。しかし、それは家族であっても同じです。大事なのは価値観の違う人間と認めた上で、同じ未来に向かって進むことです。

そういった意味で手を取り合えたなら、例え血は繋がってはいなくても、同じ企業の仲間として”絆”を結べると僕は思っています。

今日優良企業と言われる企業の社長の言葉などを聞いたり読んだりしていると、すごく社員を大事にしているのが伝わってきます。(表向きなものだからかもしれませんが…)

”家族のような会社”

綺麗事のように思えるかもしれませんが、その綺麗事を本気で実現しようとしている企業こそが、どんな時代になっても生き残ることができるというのも事実なのです。

投稿者: ムギ

介護施設の事務員をやってる30代男です。商業高校卒業後、調理師専門学校入学、調理師としてホテルのフランス料理レストランに勤務。その後、地元のレストラン、漬け物工場、回転寿司屋、ステーキ屋と働き現在の職に転職しました。現在は介護福祉士の資格取得のため勉強中です。

”家族のような”会社」への1件のフィードバック

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください