猿から学ぶ処世術

こんにちは、ムギです。

皆さんは、日光東照宮に行ったことがありますか?ユネスコ世界文化遺産ですので観光客は大勢いますが、それは別として個人的には落ち着いた気持ちのよい場所だと思います。

さて、東照宮に入ったらまず見たいものと言えばあの”三猿”ではないでしょうか?「見ざる、言わざる、聞かざる」ですね。観光ガイドや教科書にも載っていますし、東照宮に行ったことはなくても知っている人は多いはず。

ところで、あの三猿は何を守っているかご存じですか?

今回はそんな三猿から「人間関係のトラブルは三猿で解決」をテーマにお話します。

三猿が見れるところは神馬の厩舎(きゅうしゃ)、つまり馬小屋です。昔から猿は馬の守り神と言われています(だから午年の自分は毎年お参りしに行きます)。余談ですが午年と申年は相性が良いそうです。

三猿は厩のところにいるだけでなく、絵馬の裏側にも描かれているそうです。それほど馬と猿は深い関係があるのです。

三猿と言われていますが実は8匹いるってご存じですか?馬1匹守るのに猿が8匹必要なんだそうです。

厩舎に描かれた8匹は産まれてから老いまでの人生を表しています。それぞれの時代でどう”生きたらいいか”を教えてくれます。実際に見る機会があったら周りもよく見てください。

そしてあの有名な三猿は子供の時代を表します。「見ざる、言わざる、聞かざる」は次のことを意味します。

  • 悪い行いを自然だと見るな
  • 理由もなく悪く言うな
  • 悪い方へ導く言葉を聞くな

「不見、不言、不聞」の考え方は古代エジプト、インド、アメリカ、中国、そして日本へ伝わりました。それぞれの国で微妙にニュアンスが違うので興味を持った方は調べてみると面白いです。

これだけ世界に広まったことを考えると、どこの国でも一番悩むのは人間関係ということでしょう。

日本でも「口は災いのもと」「人のフリ見て我がフリ直せ」「馬の耳に念仏」など、見る・聞く・話すことに関する言葉が数多くあります。自分の発言には気を付けたいし、人から聞いたことや自分が見たことだけを鵜呑みにするのは危険だと教えてくれます。

特に悪い噂はすぐに広まります。そこに正しい正しくないは関係ありません。SNSもありますので、何気ない愚痴や批判が思わぬ方向へ進むこともあります。昨今のコロナでも、様々なデマ情報が流れ、それに多くの人が踊らされました。「言わざる」には発信する・配信するということも含まれていると自覚するべきでしょう。

だからこそ「見ない、言わない、聞かない」が大切なのです。

それを単に規制することだと捉えるのは早計でしょう。なぜなら肝心なことは自分、そして他者にとって良いこと・幸せになることを「見ること、言うこと、聞くこと」だからです。

「言葉や習慣がその人の人格を造る」ことを忘れてはいけません。

愚痴や悪口は誰も幸せにはしません。綺麗事ばかり言って自分では行動しない人・成果のない人は同じく誰も幸せにしません。自分が見てもいないのに噂だけでその人を評価するのも誰も幸せにしません。ましてや何の根拠もないのに他人に話すのも誰も幸せにしません。

だから時には「見ない、言わない、聞かない」ことが必要なのです。これらを単に嘘を付くことや空気を読むことだと思わないでください。

その言葉や事実は誰を幸せにするか?

そんな大切なことを三猿は教えてくれていると僕は思います。

猿から教わることは多そうです。幸せが去る前に、猿真似でもいいので、「見ざる、言わざる、聞かざる」を実践してみましょう。

投稿者: ムギ

介護施設の事務員をやってる30代男です。商業高校卒業後、調理師専門学校入学、調理師としてホテルのフランス料理レストランに勤務。その後、地元のレストラン、漬け物工場、回転寿司屋、ステーキ屋と働き現在の職に転職しました。現在は介護福祉士の資格取得のため勉強中です。

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