こんにちは、ムギです。今回は飲食業界に特化してお話しします。
コロナウイルス感染拡大のため1都3県に二度目の緊急事態宣言が発令されました。今回の発令で飲食店の時短営業を求められ、今後さらに苦しい状況になります。
去年も多くの飲食店が倒産しましたが、今年もさらに多くの飲食店が無くなりそうです。飲食店で働いていた人達はどうしているのでしょうか?また、外食産業が衰退していく中で、これからの消費者は何を選択していくのでしょうか?
正直な話、消費者は何も困りません。食べるものに関してはまだ多くの選択肢があります。
テイクアウトの需要が増えたのもそうですが、飲食店に行かずともコンビニやスーパーにもお弁当はたくさんあります。コンビニ食も年々クオリティが高くなっており、工夫もされ、美味しいものを美味しい状態で食べることができます。
これらは中食と言われる分類ですが、ここからさらに内食、つまり家庭で作って食べることが見直されていくと思います。独り暮らしの人の中にも、自炊を心がける人が増えていくのではないでしょうか。
そうなると、今後必要なのは簡単に調理できるものや、使いきりサイズになっている食材でしょう。
そうなってくると、自然と健康にも気を遣われるし、家庭での時間がきちんと作られるようになります。料理することのメリットはたくさんあります。
考えてみれば、今みたいにあちこちに飲食店があるようになったのもバブル以降です。それ以前はレストランがなくても暮らせていたのです。
カリスマ性を持つ料理人も現れ、「格好いい」「自分もああなりたい」「自分の店を持ちたい」という料理人が多く現れた結果とも言えましょう。自分もその一人でした。
とはいえ飲食店がどんどん建てられ、消費者の選択肢が増えて良いように見られたのも束の間、もうだいぶ前から供給過多だったのです。飲食をメインに企業化しようとすると、どうしても事業範囲の拡大・事業展開する方向に行ってしまうのは仕方ないことかもしれません。
「自分の料理をお客様に食べてもらい、元気になって欲しい」
これが料理人にとっての社会的使命であり、夢なのです。
そして、その夢を根本から見直し、夢のあり方を考える時が”今”ではないでしょうか?
料理人がオワコンだなんて思いたくありません。しかし、昔のやり方・考え方を続けていればこれから先ビジネスとして成り立たなくなるの目に見えています。
働き方もそうです。長時間労働、パワハラ、悪質なクレームなど一つ一つ解決していかなければ、誰も飲食店で働きたいなんて思いません。精神論や成功体験談だけではもう誰もついてきません。
現在、政府からも顧客となる消費者からも理解を得られていません。理解を得られないからこそ、当事者である料理人自らが考えなければなりません。
まずは自分達のビジョンを発信しましょう。発信する方法はたくさんありますね。店外ポスターやチラシだけでなく、HP、Twitter、Facebook、YouTubeなども活用することもできます。
発信する内容はただメニューを載せることはビジョンではありません。地域、日本、さらには地球に対して何をするか、今後はそこまで求められています。食文化の担い手であり、生産者と最も近い存在である料理人だからできることがあります。
そういう料理人がビジネスマンとして認められ、社会から必要とされる企業になるのです。
「料理人の仕事は何?」「飲食店の社会的意味は何?」と問われた時に「料理をすること」「飲食を提供すること」と答えている人は考えた方がいいでしょう。
誰もが「それは必要だね、素晴らしいね」と思えるビジョンを答えられた飲食店こそが、これからの時代を生き残れるのだと僕は思います。
