こんにちは、ムギです。今日も経営学の勉強を始めます。
今回は「ファイブフォース分析で視る」をテーマにお話しします。
名前だけは聞いたことがある方も多いと思いますが、ファイブフォース分析は経営学の中でも有名なフレームワークです。
僕の以前の記事でも「ブルーオーシャン」や「SCP理論」を取り上げましたが、ファイブフォース戦略はそれらに関係します。主に起業する際、「自分がどこの業界で勝負するか、儲かる業界と儲からない業界を調べる」ための情報整理の手段です。
ファイブフォースという名前の通り、5つの観点から調べます。
①競合
同事業で力のあるライバル企業
②売り手(サブプライヤー)の交渉力
原料や材料を扱う生産業者の力
③代替品の脅威
代替品となる製品やサービスを提供する企業があるか
④買い手の交渉力
消費者との力関係
⑤新規参入の脅威
新規企業の入りやすさ
これらの情報を整理した上で、自分は他社とどう差別化していくか、”スキマ”はないかを探し、自分の事業を決めていくのです。
では、既存の企業が分析する必要はないでしょうか?
答えはNOです。それは今まさに経営で苦しんでいる企業はもちろん、今は安泰な企業も同じく必要です。なぜなら”状況”は常に変化するからです。
今苦しんでいる企業は昔のやり方をずっと続けていませんか?「あの頃は良かった」「今時の若者は」「景気が悪い」「政治が悪い」なんて言葉を口癖にしていませんか?
数年前は通じたやり方も今では効果がないこともあります。それは経済の変化もそうですが、その時代での価値観、消費者の嗜好やトレンドなども常に移り変わっているからです。人の歴史の中での絶対的な価値観というのはなかなか分かりません。
それは現状成功しているビジネスにおいても同じです。YouTubeやTwitterとて数年後どうなるか分かりません。
だからこそ、出来るビジネスパーソンは既に分析していて次の一手のために動き始めています。今のビジネスをこれから先も続けようなんて考えていません。
企業も変化の時です。今のファイブフォースは本当に合っていますか?ライバルは、生産者は、消費者は変わっていませんか?
既に新しい事業は出来ていませんか?今は小さな変化でも、数年後にはどう変わっていくか正しく判断できていますか?
代替品を把握していますか?テクノロジーはどんどん進化していて、新しいサービスもどんどん出来ています。その中で自社の製品・商品・サービスを選ぶメリットはありますか?
ファイブフォース分析をする中で多くの問いかけがあります。その問いに対し、「私の商品はここがいい」「私たちのサービスはここで差別化出来ている」としっかり答えられなければなりません。
そして、自社の商品やサービスに対し少しでも迷いが出たなら方向転換も検討した方がいいでしょう。それもライバルに抜かれたくないのなら、早めに手を打つべきでしょう。
「自分の勝負する所を決める」ことは”俯瞰する”ことでもあります。俯瞰とは、鳥のように上空から地上を見渡すことです。
今の仕事に追われている人は、自分の目先しか見ていません。それでは進んでいった先に大きな問題があっても気づけません。
一度、自分自身を客観的に上から視てみましょう(これはイメージの問題です)。それが出来たら自分の職場、会社、業界、日本とどんどん上っていきます。そうしてくると、自分達がいかに危ない道を通っているか分かるはずです。
俯瞰する。そのためのファイブフォース分析だと考えましょう。もし今を正しく視られたら、悩むよりも先に行動しようとするはずです。
『孫子の兵法』の計篇にも「道・天・地・将・法」の5つの視点が語られています。どのような時代になっても活きる真理のようなものがあるのでしょう。
これから起業しようと考えている人。
会社の方針や目標を考えている人。
そして自分の人生について考えている人は、ぜひ「ファイブフォース分析」をしてみたら、視える場所があるかもしれません。
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