シェアリングビジネスを文化へ

こんにちは、ムギです。今日も経営学の勉強を始めます。

今回は「シェアリングビジネス」をテーマにお話しします。

”シェアリングビジネス”とはこれまでのモノを所有することから、共通のプラットフォームを通じてモノを”共有”するビジネスのことを言います。

最近では何もめずらしいモデルではありませんね。民泊サービスを提供するAirbnb、ライドシェアのUber、料理配達代行のUber Eatsなど。これからまた新しいサービスも増えていくでしょう。

これらのシェアリングサービスが広まった要因はいくつかあります。

一つにはテクノロジーの進歩が挙げられるでしょう。5Gも導入され、ネット環境がより広く、早く、スムーズになりました。スマホやiPhoneを誰もが持つようになったこともシェアリングビジネスにおいては重要なことです。

そしてもう一つは消費者の所有することへの執着がなくなったことでしょう。若者のクルマ離れなんて言葉もありますが、買いたいと思う人が少なくなったのは確かでしょう。

それは、収入の低下や増税、維持費などがかかるという金銭面の理由もありますが、一種のステータスシンボルとしてのモノに興味を無くしてきたということでもあります。

皆が持っているモノよりも、自分が本当に好きなモノ・ことにお金を使うというのが今の消費者の考え方ではないでしょうか。

では、今まで使ってきた車や旅館、外食の代わりになるのは何かと言えばシェアリングビジネスです。誰かに”代わり”をしてもらえばいいのです。

これまでもレンタルというサービスがありましたが、シェアリングとの違いは相互に共有できるということです。

レンタルの場合は店舗に行くことが多いです。店も会社が社員やバイトを雇って、品も業者から仕入れます。消費者の品を店が買う時も、店が査定してその金額を支払い、店の利益分を上乗せした価格で他の消費者に売ります。

しかし、シェアリングビジネスは売りたい人や貸したい人、サービスしたい人と消費者を自動で合わせてくれます。要はマッチングアプリなのです。

だからこそ、買いたい側も買いたい時間・場所を選ぶことができ、売りたい側・働きたい側も空いた時間・場所で取引することができるのです。

仕事の多様性、働き方改革、副業など一人一人の働き方から時間の使い方・価値観が違う現代にはまさしく合っているビジネスなのです。

しかし、まだまだ完成されているとは言えないでしょう。特に日本においてはもう少し時間がかかりそうです。問題点を挙げてみます。

一つはまだそこまで広まっていないとのことです。都心と地方での差も大きいです。それが何の問題かと言えば、シェアリングビジネスは認知され利用されればされるほど便利になるからです。

TwitterやFacebookもそうですが、世界的にまで広まったからこそビジネス性が強くなり、便利になったのです。限られた場所・グループのみだったらビジネスとしては成立しませんでした。

もう一つの問題・課題としては質の保証、責任をどこまで求めるかということでしょう。

商品の提供者、それを配達する人も一般の方、つまりは素人のことが多いです。ある程度の査定やルールは決めていても、専門の会社のようにみっちり時間をかけた研修や教育まではできません。

それなのでサービスを受ける側は残念な思いをすることもあるでしょう。クレームを言うにもプラットフォーム側に言うしかありません。

今後、商品提供者・配達者・顧客を相互に選べるよう評価システムなどもさらに広まるでしょう。とはいえ選ぶためにはやはりシェアリングビジネスがさらに広まることが必要です。

「新しいもの」というと抵抗する人もいますが、その根底は日本にも昔からある「お裾分け」「お節介やき」の文化に近いです。

要らなくなったものを捨てるのではなく欲しい人に挙げる。時間が空いたから何かできることを手伝ってあげる。困っている人がいたら助けてあげる。

そういった”思いやり”の精神とテクノロジーが相まって出来たのがシェアリングビジネス。そう考えても間違いではないでしょう。

だからこそ、ただシステムやお金のことだけを考えてもトラブルは尽きません。その根底にある”独り占め”よりも”分け合いたい”という考えを理解することが大切です。

そう考えたら、今後世界に、もちろん日本にも広まって欲しいビジネスではないでしょうか。

グローバル化によって世界的な距離は近くなった現代。

今度は”人同士の心の距離”を近づけるためにも、共有する社会がもっと認知されて欲しいものです。

投稿者: ムギ

介護施設の事務員をやってる30代男です。商業高校卒業後、調理師専門学校入学、調理師としてホテルのフランス料理レストランに勤務。その後、地元のレストラン、漬け物工場、回転寿司屋、ステーキ屋と働き現在の職に転職しました。現在は介護福祉士の資格取得のため勉強中です。

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