掃除の効用

こんにちは、ムギです。

今回は「掃除は何のためにするのか?」をテーマにお話しします。

僕がホテルのレストランで働いていた頃、営業が終わってから何度も終電ギリギリまで残っていました(先輩に半強制されてました😢)時には始発でも間に合わないからと泊まり込みもしました。

そんな深夜早朝の仕事をしていると夜間清掃のおじさん達によく会いました。こんな夜中に働いて体を壊さないのか心配になりつつ、本来自分たちがやるべきキッチンの床や客席を掃除してくれて、本当にありがたいと思いました。そして、自分のような若造のことを理解してくれ、よく励ましてもくれました。

こんな訳で、清掃業者の方を見ると本当に頭の下がる思いがし、「お疲れ様です(ご苦労様です)」と自然に言葉が出てきます。リスペクトしています。

大きな企業になると清掃の仕事は専門の清掃業者を頼んだ方が楽なので委託しています。飲食店でもパートさんに余裕があるところは掃除専門で雇っています。学校でも、生徒がしないで業者に任せているところもあるようです。

一般家庭でもお金のあるところは家政婦や何でも屋に依頼することもできます。さらに最近はルンバがどんどん改良されていますので、これから先、掃除はより楽になるでしょう。

掃除をしてくれる人・モノがあるなら掃除をしない人も増えていきます。綺麗好きな人のための娯楽になる日が来るかもしれませんね。

ここで、「そもそもなぜ掃除をするのか?」を考えていきたいと思います。

もちろん汚いより綺麗な方がいいという一般論もありますが、衛生・防災の観点においても意味があります。

空気中の塵やホコリ、ハウスダストには様々な菌やウイルス、花粉などをまとっています。床やクローゼットにはダニがいます。それらが溜まり、日々吸っていれば健康に悪影響を与えます。

また、そのホコリはコンセントやプラグ、電化製品にも付着して溜まります。それがショートを誘因し、火災の原因になります。

だからこそ企業でも、特に飲食店や工場などでは衛生検査と防災点検のチェック項目に”清掃”があるのです。忙しくなると、おざなりになりがちですが、こんな重要な意味があったのです。そしてそれは皆さんの住んでいる家(部屋)でも一緒です。

メンテナンスとしての意味合いをお話ししましたが、今度は掃除をする人へのメリットを考えます。

運動不足になりがちな現代では、軽い運動としても良さそうです。また、料理もそうですが、掃除は段取りが大事です。それが一種の脳トレになり、ボケ防止にもつながります。

そして、何より掃除をしていると心が落ち着きます。している時は大変ですが、きれいになった後の清々しさは気持ちがいいです。

お坊さんの修行でも掃除は大事なことです。「禅」が世界でも流行っていますが、掃除の中にもこうした内容が含まれています。掃除はやはり心もきれいにするようです。

修行として考えるなら、掃除はセンスを磨くことでもあります。センスを磨くとは、「人が気がつかないとこまでイメージできる」ことです。

例えばトイレ掃除。便器や床を綺麗にするのは当たり前ですが、一度便座に座ってみます。そうすると、使う人の視点から見えるところも掃除しないといけないことがわかります。さらには便器の裏や水道管など、人が見ないところまで掃除する人は一流です。

「神は細部に宿る」

こんな言葉がありますが、見えるところだけでなく、人が普段見ないところ、さらには人が気がつかないところに気がつくことがセンスそのものです。パッと見で分かる綺麗さというのは、そこが違います。

そして、そのセンスが他の作業でも活きてくるのです。だからこそ、禅だけでなく料理の修行や仕事の中でも掃除を重要視するところは他と一際違ってみえるのです。

今日の掃除の効用のまとめです。

  • 衛生面・防災面においても重要
  • 掃除する人の心身ともに鍛える
  • センスを磨くことができる

自分が苦しかったとき、元気付けてくれた清掃のかたは本当にやさしかった。

それを見て自分も人にやさしくできていないと感じたとき、苦しいときや悩みがあるときは初心にかえって掃除をするようになったのです。


参考文献

Amazon「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」鎌田洋著

投稿者: ムギ

介護施設の事務員をやってる30代男です。商業高校卒業後、調理師専門学校入学、調理師としてホテルのフランス料理レストランに勤務。その後、地元のレストラン、漬け物工場、回転寿司屋、ステーキ屋と働き現在の職に転職しました。現在は介護福祉士の資格取得のため勉強中です。

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